  | 
            
            
              
                
                    | 
                    | 
                    | 
                 
                
                    | 
                  
                  
                    
                      
                          | 
                       
                      
                          | 
                       
                      
                        
                        娘二人を連れて離婚した彼女。 
                        関西に帰ってくれば良いのに、勤めている仕事先が彼女を離してくれないらしい。 
                        母子家庭ということもあり、彼女は両親に頼るより、必要としてくれる仕事を選んだのだ。 
                        二人の娘を抱えて仕事するのは安易ではなく、離婚する前くらいからしばしば電話がかかってくるようになった。 
                        それまで、年賀状のやり取りだけは続いていたが、お互い結婚してからは直接の連絡を控えていたのだが。 
                        彼女の周りでも、まだ離婚経験者が少なく、そういった相談はやはり、離婚経験者である僕が思い浮かんだのだろう。 
                        相談に乗っているうちに、また昔に感じたような気持ちになるが、一度封印した気持ちを引きずりだすには、もう若くはない僕。 
                        まだ、結婚していない同級生もいるが、一度でも失敗してしまうと、全くの独身とはやはり違っているのだろう。 
                        それでも、心のどこかに『彼女の力になりたい。何かあれば助けてあげたい。』と思ってしまう気持ちは、どこへも仕舞うこが出来なくなっていた。 
                        そして、今では名古屋だけではなく、必要とされれば彼女の住んでいるところまで、足を伸ばすようになっている。 
                        もちろん、彼女の住んでいる町までは、名古屋での乗り換えを必要とし、名古屋からタケルのマンションと反対方面へ
                        行くようになっただけなので、名古屋駅周辺のお店を発掘し続けていることには、変わりがないのだが・・・ 
                         
                         
                         
                         | 
                       
                    
                   
                   | 
                    | 
                 
                
                    | 
                    | 
                    | 
                 
              
             
             |